オーガニック好きが教える乾燥肌・敏感肌のための石鹸の選び方とオススメ

投稿日:2016年9月28日 更新日:

オーガニックコスメ大好き、石鹸大好きな私が、乾燥肌・敏感肌・アトピー肌などでお悩みの方に向けて石鹸の選び方をまとめてみました。

そもそも石鹸って?

石鹸は紀元前3000年頃からあるといわれる洗浄剤の1つです。

「植物や動物の油脂」と水酸化ナトリウムや水酸化カリウムなど「アルカリ剤」を反応させてできる脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウムのことを「石鹸」といいます。

脂肪酸ナトリウムや脂肪酸カリウムが98%以上を占める石鹸をとくに「純石鹸」と呼びます。

ひと口に石鹸と言っても、様々な種類があります。

原料の油脂に含まれる脂肪酸の種類や石鹸の製法によって、洗浄力、泡立ち、溶けやすさが変わりますし、

固形石鹸、液体石鹸、練り石鹸、洗顔フォーム状のものなど、様々な形態があります。

知らないと肌荒れが悪化?!石鹸のメリットとデメリット

石鹸は合成界面活性剤の1つです。

しかし、石鹸と他の合成界面活性剤は分けて語られることがとても多いですよね?
それは石鹸がいくつか特殊な性質を持っているからなんです。

ここからは、石鹸の特徴とメリット、デメリットについて見ていきます。

石鹸のメリット

・界面活性剤が肌に残らない

・防腐剤をゼロにできる

・殺菌作用がある

・軽いメイクが落とせる

・手作りできる

肌荒れして皮膚科に行くと「無添加の純石鹸」をすすめられる事が多いのですが、その理由は界面活性剤が肌に残らない事と、防腐剤などの刺激のリスクが無いからです。

1週間くらい純石鹸を使ったあと、他の合成界面活性剤を使うと、明らかに肌にヌルヌルと何かが残るのが分かります。

また、石鹸はアルカリ性のため、防腐剤を添加しなくても雑菌が繁殖しにくいという利点もあります。

殺菌作用も他の界面活性剤より優れていて、傷やアトピーなど雑菌の繁殖を防ぐ必要がある場所にも有効です。

ミネラルファンデーションなど軽いメイクは石鹸だけで落とせるのでクレンジングの負担から肌を守る事もできますね。

油脂とアルカリがあれば、自分で手作りする事もできます。
自分の肌質に合った石鹸を追求する人もたくさんいます。

デメリット

・意外と脱脂力が高い

・アルカリ性は敏感肌に刺激になりやすい

・石鹸カスでつっぱる

脱脂力は選び方や使い方でもかなり変わるのですが、アミノ酸系洗浄剤やベタイン系の洗浄剤に比べると、石鹸は基本的に脱脂力が高いと言われています。

アルカリ性の石鹸は、目に入るとしみますし、敏感肌だと刺激になりやすいです。

また、石鹸で洗浄すると石鹸カスが肌に残るため一時的につっぱります。

普通は皮脂や汗が分泌されると石鹸カスは分解されてつっぱりも無くなるのですが、皮脂分泌が極端に低いとつっぱりを自力で戻せない場合もあります。

弱先生の化粧水を使う事で、つっぱりは緩和できます。

石鹸洗顔で乾燥肌・敏感肌が悪化する場合もある

「アルカリ性」というのは石鹸のメリットでもデメリットでもあるのですが、乾燥肌・敏感肌にとってはデメリットの面が強く出てしまう場合があります。

肌は通常pH4〜pH6.5の弱酸性で保たれていて、それがアルカリ性に傾くと過敏になって炎症を起こしやすくなったり、黄色ブドウ球菌など悪玉菌が増えてアトピーが悪化しやすくなったりします。

石鹸はpH9〜pH11くらいの弱アルカリ性で、石鹸洗浄後の肌は一時的にpH8くらの弱アルカリ性に傾くと言われています。

通常は皮脂や汗の分泌とともに、15分ほどでもとの弱酸性の肌に戻るのですが、肌荒れ・乾燥肌・敏感肌は機能が衰えている場合が多いため、トラブルにつながりやすいんですね。

石鹸も合成界面活性剤に変わりありません。

場合によっては、弱酸性の界面活性剤の方がいい肌を保てる場合もある、選択肢は石鹸1つじゃない、ということは知っておいた方がいいと思います。

乾燥肌・敏感肌のための石鹸の選び方

というわけで。

乾燥肌・敏感肌は、刺激や洗浄力のマイルドな石鹸を選んだり、弱酸性の化粧水で整えるなどアフターケアが重要になります。

ここからは、乾燥肌・敏感肌のための石鹸の選び方について見ていきます。

1.中性や弱酸性の石鹸は避ける

何度も書いている通り、石鹸は弱アルカリ性です。

固形石鹸のような形をしていても、中性や弱酸性の場合は必ず石鹸ではない界面活性でできています。

また、洗顔フォームのような形をしていても、実は練り石鹸。という場合もあります。

全成分表示に「石鹸素地」とあれば間違いなく石鹸です。

2.殺菌剤や添加物を避ける

薬用石鹸の中には、抗炎症成分配合のものと、殺菌剤配合のものに分かれます。

殺菌剤配合の薬用石鹸は主にニキビ用やハンドソープが多いのですが、こういった石鹸は刺激が強いので避けた方が無難です。

また、泡立ちや石鹸カス防止のためにエデト酸(EDTA)、エチドロン酸などの金属封鎖剤(キレート剤)が配合されたものも少なくありませんが、敏感肌には刺激になる場合がああります。

その他、発泡剤、着色料、合成香料などが配合されているものも避けておくのが無難です。

3.泡立ちのいい石鹸を避ける

泡立ちのいい石鹸は、必ず洗浄力も高いと思っていいです。

発泡剤や界面活性剤不使用でも泡立ちがいいという石鹸はほとんどの場合、ラウリン酸で泡立ちを良くしています。

ラウリン酸は脂肪酸の中で最も刺激が強く、乾燥肌・敏感肌には向いていないです。

保湿成分を多く含む石鹸は、泡立ちが悪いものです。

4.純石鹸は乾燥肌に優しくない?石鹸にグリセリンが残っているものがおすすめ

純石鹸は石鹸成分が98%以上、つまり洗浄成分だけでできた石鹸ということになります。

不純物を取り除いた純粋な石鹸ほど洗浄力は高くなるのですが、乾燥肌・敏感肌は洗浄力が高すぎるのは困りますよね^ ^;

これに対して、グリセリンが残っている石鹸というのがあります。

石鹸に残っているグリセリンは化粧水のグリセリンと違って保湿成分として働くことはありませんが、

グリセリンのたっぷり残った石鹸は洗浄成分が少なめで水分を多く含むため、洗浄力がマイルドで乾燥肌・敏感肌には向いています。

5.油分やセラミドなど保湿成分が残っているものがおすすめ

油分やセラミドといった保湿成分が入っている石鹸は、うるおいを失いにくくするという調査結果が出ているそうです。

コールドプロセス製法など、石鹸内に油分が残るよう設計された石鹸は、しっとりした洗い上がりの石鹸になります。

また、枠練り製法という製法で時間をかけて乾燥される石鹸は、保湿成分をたくさん配合できるため、しっとりした洗い上がりのものが多い印象です。

6.オリーブオイルや馬油を使った皮脂を守りながら洗うものがおすすめ

洗浄剤には、選択洗浄性という特性があり、落とすのが得意な汚れ、不得意な汚れがあります。

石鹸の脂肪酸の中で、皮脂を洗うのが苦手、つまり皮脂を守りながら洗えるのがオレイン酸。

オリーブオイルやツバキ油など、オレイン酸を使って作られた石鹸は皮脂を守りながら洗えるため、乾燥肌・敏感肌に向いていると言えます。

また、成分が皮脂に近いためとくに負担が少ないとされているのが馬油石鹸です。
刺激が少なく、しっとりした洗い上がりが特徴です。

乾燥肌・敏感肌が注意したいのはココナッツオイルなどラウリン酸を豊富に含むオイルをメインに使った石鹸です。

ラウリン酸は泡立ちがよく、透明な石鹸ができるのですが、もっとも刺激が強いと言われているため、避けた方が無難です。

7.抗炎症成分の配合されているものがおすすめ

グリチルリチン酸2K、甘草エキス、カミツレエキスなど炎症をしずめてくれる成分が配合された石鹸は、洗顔後のお肌の負担を減らしてくれるといわれています。

おすすめの洗顔石鹸

mogans サヴォンハイドロタント

ハイドロタント1

オーガニックオリーブオイルがメインのハンドメイドソープはコールドプロセス製法でとてもしっとりとした洗い上がり。

アルガンオイルやハチミツ、シアバターなどの保湿成分がたっぷりと配合されています。

エイジングケア効果の期待できるフランキンセンス精油や、肌荒れを防ぐラベンダー精油なども配合されていて、豊かな香りに癒されます^ ^

>>mogans サヴォンハイドロタント

ETVOS クリアソープバー

clearsoapbar1

セラミドやリピジュアといった保湿成分がたっぷりと配合された透明石鹸。
溶けにくいのでコスパもとってもいいんです。

油分は肌に残らないので、ニキビができやすい方、精油でアレルギーを起こしやすい、といった方はサヴォンハイドロタントよりもクリアソープバーがおすすめです。

>>ETVOS クリアソープバー

池田さんの石鹸 さくら蜜石鹸


馬油を100%使った石鹸素地を使っているのが特徴。

保湿成分として、ハチミツ、竹酢液が使われていて、とても優しい洗い上がり。

アトピーの方にも人気の石鹸です。

>>池田さんの石鹸 さくら蜜石鹸

正しい石鹸洗顔の方法

しっかり泡立てて使う

石鹸はしっかり泡立てて使う事で本来の洗浄力を発揮します。

また、泡が手と肌の間のクッションになって摩擦ダメージを軽減する役割もあります。

保湿剤の多い石鹸やオリーブオイル石鹸はどちらかというと泡立ちが悪いので、泡立てネットを使う事をオススメします。

泡を転がすようにして、優しく洗いましょう。

泡立てながらオイルを数滴プラスすると保湿力アップ

石鹸を泡立てる時にオイルを数滴落としてから泡立てると、とてもクリーミーでキメ細かい泡になります。

洗顔中もオイルがうるおいを守り、しっとりとした洗い上がりになりますよ!

石鹸はしっかりすすぐ

石鹸のすすぎ残しは肌荒れの原因になります。

石鹸はよくすすいで、肌に残らないようしっかり落とすのが大切。

生え際やあごなどはとくに残りやすいので注意です。

石鹸は風通しのいいところで保管

洗顔後、石鹸を浴室におきっぱなしにすると、石鹸の保湿成分が溶け出したりして本来の成分と変わってしまう場合があります。

洗顔後は、石鹸は風通しのいいところで、水はけのいいソープディッシュの上で保管します。

洗顔後は弱酸性の化粧水を使う

お肌を弱酸性に保つことで肌トラブルを防ぐ事ができるのですが、

乾燥肌・敏感肌の多くは、石鹸洗顔後に肌を弱酸性に戻すチカラが弱っているといわれています。

「石鹸とオイルのみ」といったシンプルスキンケアという考え方もありますが、乾燥肌・敏感肌は弱酸性の化粧水くらいは使った方がいいと思います。

石鹸を使う頻度でも乾燥肌・敏感肌は変わる

同じ石鹸を使っていても、頻度によって肌の状態は変わります。

毎日、全身を石鹸で洗う必要はなし!

乾燥肌の方の多くが、顔だけでなく全身の乾燥に悩んでいるのではないでしょうか?

人間の体は、皮脂分泌が多いところと少ないところがあります。

石鹸は皮脂分泌の多いところを中心に使用し、皮脂分泌の少ない場所はぬるま湯で洗うだけにすると全身のうるおいを落としすぎずにすみます。

臭いの出やすい脇やデリケートゾーン、皮脂分泌の多い背中や胸は毎日石鹸を使い、それ以外の場所は石鹸を使うのは週に1度くらいにとどめてみてはいかがでしょうか?

私にはけっこう効果がありましたよ^ ^

朝の洗顔は肌の状態で石鹸を使うか判断する

老化を進める酸化した皮脂をしっかり落とす、という意味では、朝と夜の1日2回の洗顔が理想なのですが、

乾燥肌・敏感肌の場合は洗顔の回数を減らした方が皮脂が落ちすぎず調子がいい場合があります。

まずは朝、おでこから鼻筋のTゾーンのみ石鹸洗顔にしてみます。

それでも乾燥がキツイ場合は、一時的に朝はぬるま湯のみの洗顔にしてもいいでしょう。

反対に朝の洗顔をぬるま湯洗顔にすると、ニキビができる、ゴワゴワする、といった場合は朝も洗顔した方がいいです。

肌は常に変わります。
大切なのは、肌をよく観察する事。

肌の状態によって、石鹸洗顔の回数を調節するのも大切ですよ!

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でフォローしよう!

-ナチュラルスキンケア関連のコラム

Copyright© Herbal Beauty , 2017 AllRights Reserved.