ナチュラルスキンケア関連のコラム

JOCA代表 水上洋子さんに聞く!日本人の多くが知らない本当のオーガニックコスメとは?正しい選び方

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日本オーガニックコスメ協会(JOCA)代表の水上洋子さんのお話を聞いてきました。

海外のオーガニック認証機関も実は合成防腐剤を一部認めているなど、あまりネットに出回っていない貴重なお話を聞くことができましたので、共有しておきますね。

このブログでご紹介してきたブランドも、JOCAの推奨は取れないものがほとんどで、個人的にはブログの運営方針を考えさせられるくらいショッキングなお話でした^ ^;

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天然成分100%にこだわる理由

1970年代、石油でできた化粧品が大衆に広がるとともに、社会問題になったのが「リール黒皮病」です。

水上さんも身をもってリール黒皮病を体験した1人。
顔の下半分がおにぎりの海苔のように真っ黒になってしまったのだそうです。

最初は化粧品が原因だとは気づきませんでしたが、化粧品について調べるうち、石油成分が肌に悪いと確信したといいます。

オーガニックコスメはドイツなどのヨーロッパから入ってきたものというイメージがありますが、実は日本で生まれた言葉です。
(海外ではナチュラルコスメと呼びます)

「オーガニックコスメ」という言葉ができたのは2001年のこと。
アイシスガイアネットという環境NGOが「オーガニックコスメ」という書籍を出版したことから広まりました。

オーガニックコスメという言葉が企業ではなく、消費者から出てきた言葉だということは重要です。

おかしなオーガニックコスメが増えすぎ!本当にいいものを見つけるのは難しい

化粧品市場の中でも、とくにオーガニックコスメ市場は伸びており、消費者が天然由来の化粧品を求めていることが分かります。

一方で、日本にはオーガニックコスメの基準が無かったことから、「〇〇オーガニック」などのブランド名にもかかわらず、実際には防腐剤、界面活性剤、その他の合成成分が入った化粧品が続々登場。

しかし、化粧品の成分表示を見て理解できる消費者は少なく、紛らわしい化粧品が多い中で雰囲気やキャッチコピーに惑わされず、本当にいい化粧品を見分けるのが難しい世の中となりました。

そんな中、雑誌やインンターネットで「海外のオーガニック認証」を基準に商品を選ぶ方法が紹介され、オーガニック認証マークを基準に化粧品を選ぶ人が増えました。

しかし実は、海外のオーガニック認証も合成成分や旧指定成分を認めているということは報道されておらず、多くの日本人はその事実を知りません。

日本では、石油成分がメインの化粧品は約90%。

日本オーガニックコスメ協会が認める、本当に天然成分100%、つまり石油由来であっても植物由来であっても合成成分を使わない化粧品は、たったの1%ほどだといいます。

現在の日本の化粧品会社の数が約3500社と考えると、約35社ほどしか無いことになります。

植物成分と植物由来成分は全く違うと知ってほしい

最近、「植物由来成分100%」「肌に優しい植物由来成分」などの言葉をよく目にしますが、要注意です!

植物からそのまま抽出した成分や自然界に存在する成分と、植物を原料に合成して作った成分は全く違います。

植物由来成分とは、高音・高圧をかけて分解し、全く別の物質に作り変えた合成成分です。

元は植物だったとしても、それはもう、自然界に存在しない成分なのです。

まず注意したいのは、アミノ酸洗浄成分。
これは合成界面活性剤に他なりません。

他にも、BG、プロパンジオール、セテアリルアルコールなど。

これらはもともとは石油から作られる合成成分でしたが、現在では植物からも作れるようになった成分。
しかし原料は植物でも、合成されている以上、自然界に存在する成分とは違います。

日本オーガニックコスメ協会ではこれらの成分は使うべきでないと考えていますが、海外のオーガニックコスメ認証では認められてしまっています。

海外のオーガニックコスメ認証を基準にするのは危険?!合成防腐剤・旧指定成分を認めている?

日本と違い、海外にはオーガニックコスメ認証機関というものが存在します。

  • ECOCERT(エコサート)
  • USDA
  • BDIH
  • NATRUE(ネイトゥルー)

など、各国にたくさん存在しますが、これらは公的機関ではなく、全て民間の機関で、認証機関ごとに求める基準が違います。

これでは消費者をまどわすとの考えから、現在ではオーガニックコスメ認証の世界基準が作られました。
それがCOSMOS認証(コスモス)です!

しかし、コスモス認証の基準では、合成防腐剤や合成界面活性剤の使用を認めています。
とくに防腐剤に限ってはほとんどが日本で以前、アレルギー性や発ガン性が疑われた旧指定成分です。

また上記の通り、植物から合成して作られる成分も一部、認められています。
(BG、プロパンジオール、セテアリルアルコールなど)

日本オーガニックコスメ協会では、こうした基準の認証マークは化粧品選びの基準にするべきではないとの見解を示しています。

コスモス認証基準で認められている合成成分(2017年12月現在)

<石油由来の旧指定成分>

安息香酸およびその塩類、ソルビン酸およびその塩類、サリチル酸およびその塩類、デヒドロ酢酸およびその塩類、ベンジルアルコール

<石油+植物成分で作られる合成界面活性剤>

コカミドプロピルベタイン、アルキルアンホアセテート/ジアセテート、アルキルグルコシドカルボン、ラウリン酸ヘキシル

<石油由来、または 石油+植物成分で作られるその他の成分>

セテアリルアルコール、炭酸ジカプルルル、カルボキシメチルセルロース、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、ジステアロイルエチルジモニウムクロリド

オーガニックコスメとその他の化粧品の違い

一般化粧品 天然100%の

オーガニックコスメ

防腐剤 パラベン類、フェノキシエタノール、多価アルコール(BG、DPG、PG)、安息香酸、ソルビン酸、サリチル酸、デヒドロ酢酸など ローズマリーエキス、グレープフルーツ種子エキスなど
乳化剤 合成界面活性剤(石油由来、石油+植物、植物由来などすべて) レシチン、石鹸
ワセリン、鉱物油(ミネラルオイル)、合成油脂 植物オイル
溶剤 石油系溶剤、石油製エタノール、BGなど 発酵エタノール、グリセリン、水
色素 合成着色料 鉱石、植物の色素
香料 合成香料、石油由来の香料も多い エッセンシャルオイル(精油)

判断のポイントとしては、「自然界に存在する成分か?」「循環可能な成分か?」といった点を意識すると良さそうです。

オーガニックコスメの見分け方!

①まずは防腐剤の種類をチェック

防腐剤を見ると、その企業の姿勢がわかるそう。
まずは成分の下の方に出てくる防腐剤をチェックします。

成分は基本的に配合量順。
医薬部外品でも防腐剤は最後の方に出てくるのが普通です。

〇〇パラベン、パラオシキシ安息香酸〇〇、フェノキシエタノール

安息香酸、ソルビン酸、サリチル酸、デヒドロ酢酸

などが出てくれば、他にも合成成分を使っている可能性が高いです。

②アルファベットの成分をチェック

アルファベットがつく成分もほとんどが合成成分です。

BG、PG、DPGなど(抗菌性を持つ保湿剤)
BGは原料の防腐剤や溶剤としてよく使われ、企業の姿勢が見える。

PEGのつく成分は合成界面活性剤、合成ポリマー。

EDTAは石鹸のキレート剤。

③数字の入った成分をチェック

数字の入った成分も合成成分が多いです。

PEG-8、PEG-75、赤色202など

④よくわからないカタカナは無いか?

ラベンダーエキスなどのわかりやすい言葉ではなく、

ポリ〜、アルキル〜、エチル〜 などの意味のよくわからないカタカナに注意。

原料の防腐剤やエキスの溶剤などはキャリーオーバーと言って、全成分表示に書かなくていいことになっています。

本当に誠意あるブランドは、キャリーオーバーまで開示しているので、そういった記載があるかどうかも企業の姿勢が見えるポイントになります。

天然成分100%のオーガニックコスメの証!JOCAマーク

日本オーガニックコスメ協会では、合成成分を使わない、本当の意味で天然成分100%のオーガニックコスメを選び基準になればと、JOCAマークを付与しています。

オーガニックコスメの成分は、もともと自然界にあり、自然界で循環することが出来、自然界のバランスを壊すことがないものであるべきだと考えているそうですよ。

2016年の時点で推奨メーカーは29社しかないそうですが、日本オーガニックコスメ協会ではJOCA認定基準を満たすための化粧品づくりのアドバイス等も行なっているそうで、今後はさらに増えていきそうな予感がします。

>>JOCA認証の詳しい認定基準はこちら

コスメ選びの参考にしてみてはいかがでしょうか?

日本オーガニックコスメ協会(JOCA)が作っているオーガニックコスメ「アルテ」

ちなみに。

日本オーガニックコスメ協会(JOCA)では「アルテ(ARTE)」というオーガニックコスメも作っています。

JOCAはオーガニックコスメの普及と国内ブランドの支援を目的としているため、以前はJOCAが作っていることは伏せていたそうですが、今後はいいものは広めるべきとの考えからオープンにして活動していくとのこと。

日本オーガニックコスメ協会が考える天然成分100%のオーガニックコスメのお手本としての意味。

そして自分たちで作ることによって、天然成分100%で防腐も乳化も可能だと証明すること、国内ブランドがJOCAの推奨マークを取得する際に処方のアドバイスができるなどの利点があるそうです。

気になる方は、こちらもチェックしてみて下さいね。

公式サイトアルテ(ARTE)

セミナー後、気になることを個人的に質問してきました。
そちらの記事もぜひ、チェックしてみて下さいね。

>>オーガニックコスメの気になる疑問を解消!

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