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気になるオーガニックコスメの疑問を解消!日本オーガニックコスメ協会代表 水上洋子さんに質問してきた

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日本オーガニックコスメ協会(JOCA)代表 水上洋子さんのお話を聞いた後、ふだん疑問に思っていることを個人的に聞いてきました。

>>前回の記事はこちら

なぜそこまで天然100%にこだわる必要があるのか?
低刺激で安全性の高い成分なら使ってもいいのではないか?
敏感肌とオーガニックコスメなどなど。

皆さんも気になることでは?と思いますので、こちらも共有しておきますね。

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石油成分の害は昔のことじゃないの?

「黒皮症は鉱物油そのものではなく、不純物によるものだと聞きましたが?
今は精製技術が上がったため、石油由来の鉱物油でも油焼けはしないという説が有力です。」

水上さん

「黒皮症は合成界面活性剤などの合成成分によって肌のバリア機能が破綻し、防腐剤をはじめとする有害な合成成分が肌に入ってしまったことが原因と考えています。

大手企業をはじめ、ほとんどの化粧品会社は廃業になってしまいますから、絶対に認めないでしょうけど。」

「でも今、現実に化粧品による黒皮症の人はいませんよね?
油焼けという言葉さえも知らない若者は多いと思います。」

水上さん

「昔のように真っ黒になってしまう人はさすがにいませんが、皮膚が薄く、赤黒くなってしまう人はいますよ。

そこまでいかなくても、バリア機能が破綻して敏感肌になった女性、シミや色素沈着で悩む女性は山ほどいます。

化粧品の害はすぐには出てこないので、化粧品が原因だと気づかないだけ。」

石油も自然由来の成分じゃないの?

「石油も大昔に植物が堆積してできたのだから自然由来だ、という人もいますがどうですか?」

水上さん

「植物成分と違い、石油はそのまま化粧品に配合されることはありません。

なぜ石油成分がダメかというと、高温・高圧をかけて成分をバラバラに壊し、自然界には存在しない全く別の成分に作り変えられているからです。

川に流れ込んだ合成界面活性剤は自然に分解されるのに10年以上かかると言われています。
驚くかもしれませんが、化粧品は環境破壊にも影響を与えているんですよ。

大自然でさえ壊れてしまうのだから、人間の体が壊れてもおかしくないと思いませんか?
天然成分とは全く別のものと考えるべきでしょう。」

低刺激なスキンケアの代表格、ワセリンってどう?

「ワセリンも石油から作られる保湿剤ですが、皮膚科で赤ちゃんやトラブル肌に処方されるくらい安全なものという認識がありますがどうでしょう?

低刺激な保湿剤として知られていますし、敏感肌にも使っている人が多いと思います。」

水上さん

「ワセリンは肌を不自然に密閉してしまうのが問題です。
肌は排泄の役割もありますから、密閉してしまうと今度は別の問題が出てきますよ。

常在菌の働きも邪魔されます。

敏感肌に適した保湿剤とは考えられないと思いますよ。」

本当にBGよりエタノールの方が肌に優しいの?

「海外ではエタノールによる植物エキスの抽出が主流なのに対して、国内のオーガニックコスメブランドではBGによる抽出が増えていますよね?

エタノールは肌を乾燥させるし刺激があるから乾燥肌や敏感肌には使いにくい、BGによる抽出の方が肌に優しいという意見もあります。

私自身も、エタノールのきつい海外のブランドは苦手なのですが。」

水上さん

「サトウキビなど植物から作れるようになったことでBGの印象は良くなっているかもしれませんが、植物由来であろうと、石油由来であろうと、完成した成分は同じ。

植物由来でも高温・高圧をかけて分解し、全く別の成分に作り変えているというのは同じだし、自然界に存在しない成分に変わりはないんです。

BGが溶剤に好んで使われるのは、BGに抗菌作用があるからです。
しかし、BGの抗菌作用は肌を健やかに保つために必要な常在菌も殺します。

そんなわけで、私はオススメしていません。

また、オーガニックコスメに使われている発酵エタノールは、石油から作られるエタノールとはまったく違います。
敏感肌の方は、エキスを薄めて使用するのがいいかと思います。

(アルコールにアレルギーがある場合を除く)」

敏感肌にオーガニックコスメをおすすめしないという意見については?

「植物エキスは数十種類の化学成分や不純物を含む複雑な成分だと聞いています。
そういった成分は刺激やかぶれの原因になりやすいということで、あえて配合しない敏感肌用のブランドもありますが、どうですか?

敏感肌はオーガニックコスメを使うべきではないという皮膚科の先生の記事も読んだことがありますが。」

水上さん

「石油成分や合成成分による肌への悪影響の方が大きいと思いますし、すべての植物成分が合わないとは考えにくいです。

肌は人によって様々ですから、敏感肌でなくても人によって合うもの・合わないものがあります。

敏感肌でも使いやすい植物成分もあるので、色々試して、自分に合うものを見つけるといいと思う。

敏感肌にはヘチマなんか、オススメですね。」

最近の合成界面活性剤は安全で低刺激、という意見については?

「自然派化粧品が目の敵にしている合成界面活性剤は昔の洗浄力の強い成分のこと。
今は肌に優しい界面活性剤が出ているから大丈夫という意見も聞きますがどうでしょう?

界面活性剤には様々な種類がありますし、日々新しいものが開発されています。

合成界面活性剤とひとくくりにして全て否定する人は、どんどん新しく開発される合成界面活性剤についても勉強しているのだろうか?と疑問に感じることもあります。

新しい界面活性剤についても危険でしょうか?
例えば、アミノ酸系界面活性剤など低刺激と言われるものでも?」

水上さん

「肌のバリア機能が壊れるのは同じです。

アミノ酸系界面活性剤も、洗い流した後、ヌルヌルしますよね?
界面活性剤が肌に残っているんです。

肌に界面活性剤が残っているということは、肌に悪影響があるのは間違いありません。
うるおいだと思っている人が多いのですが、違うので注意してください。

川や海へ流れていった際も、石鹸と合成界面活性剤では影響が全く違います。

アミノ酸系シャンプー、注意した方がいいですよ。
石鹸シャンプーをオススメします。」

肌に存在する成分を補うのは自然なことでは?

「肌にもともと存在する成分の方が、植物成分より肌にとってよっぽど自然だという意見もありますがどうですか?

とくにセラミドは「敏感肌・乾燥肌にはセラミド!」というのが一般的になりつつありますが?

セラミドは角質層にあるから化粧品で補えるとも聞きますし。」

水上さん

「肌の中の成分を外から補うことはできません。
必ずバリア機能を壊さなくては入れられませんから。

また外から入れた成分は、自分の肌の成分としては働きません。

例えばセラミドは外から塗ったとしても、絶対に自前のセラミドのようには働きません。
セラミド本来の働きをしてくれるのは、自分の肌が作り出したものだけですから、注意してください。」

ブランドの選び方について

「合成成分をまったく使わない、となると、基本的には植物エキスと油ですよね?
個人的に、どのブランドも似たような感じになって、逆に選ぶのが難しくなるというか。

例えば、同じローズを使ったオーガニックコスメでJOCA推奨となった場合、どっちを選べば良いのか困惑してしまうのですが。

本当にいいブランドがいくつかあるとして、どのような点を見て、選んでいけばいいのでしょうか?」

水上さん

「植物ごとに肌に対する働きかけが違うというのが1点。

それから、そのブランドが植物に対してどのように向き合っているか?植物のどのような点に着目しているか?といった部分を見ると、そのブランドの姿勢がわかると思います。

組み合わせまで考えると膨大な種類になりますし、よく見るとブランドごとにちゃんと特色が出ていると思いますよ。

あとは実際に使ってみて、肌との相性を見ることですね。」

今、一番気になっていることは……

水上さん

「今、一番気になっているのは小学生や中学生の子供たちが、石油などの合成成分でできたメイク用品やスキンケア化粧品を平気で使っていること。

そんなに小さな頃から合成成分を肌に塗っていたら、肌に悪影響が出るのは間違いないし、経皮吸収も気になります。
悪いことに、そういった成分は女性特有の器官に蓄積するんですよ。

お母さんたちに正しい知識をつけていただくことが、まずは大切だと思っています。」

まとめ

「そんなに厳しくしたら化粧品の選択肢がなくなってしまうのでは?」
「低刺激で安全性の高い成分なら使ってもいいのでは?」

最初に水上さんのお話を聞いた時はそんな風に感じていましたが、今回詳しくお話を聞いてみると、厳しく考えるにはそれなりの理由があることがわかりました。

今後のコスメ選びの参考にさせていただこうと思いました。

 

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